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2018-02-28

プロパー社員は3つの意味がある!使い分け方と中途採用社員が感じるギャップ

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プロパー社員という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「聞いたことはあるけれど、使う人によって意味が違うような気がする」と感じているあなたは正解です。プロパー社員には、3つの意味があります。使い分けの方法と、中途採用社員が感じるギャップについて解説します。

プロパーの意味

そもそも、英語でプロパー(proper)とは、「本来の」「正確な」という意味を持っています。偽物ではない、似たようなものとも違う、本物という意味合いです。

日本では、このプロパーを独自の意味合いで使う場面が複数あります。クレジットカード業界で「プロパーカード」といえば、他社とは提携していないオリジナルのカードという意味になりますし、セールの場で「プロパー価格」といえば、ディスカウントしていない状態の正規価格という意味になります。

それでは、「プロパー社員」はどうでしょう。実は、プロパー社員には3つの意味があります。使う場面によって、意味合いが違ってくるのです。

プロパー社員の3つの意味

中途入社の社員ではない新卒入社組

新卒入社から会社に在籍している、いわゆる生え抜きの社員をプロパー社員と呼ぶ場合があります。これは、中途入社組と区別したいときに使われる表現です。

派遣社員や契約社員ではない正社員

派遣社員や契約社員と、正社員とを区別したいとき、正社員のほうをプロパー社員と呼ぶことがあります。この場合のプロパー社員は、中途入社組を含んでいます。

外部スタッフではない自社社員

下請け会社など外部のスタッフや、関連会社の出向社員と自社社員とを区別したいとき、自社社員のほうをプロパー社員と呼ぶことがあります。この場合のプロパー社員は、中途入社組や契約社員、派遣社員を含んでいます。

中途採用社員がプロパー社員に感じるギャップ

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以上のようにプロパー社員には3つの意味がありますが、どの場面でもプロパーと呼ばれるのは、新卒から会社にいる生え抜きの正社員です。生え抜き社員には、中途採用社員から見ると独特の習性があります。中途採用社員がプロパー社員に感じるギャップは、次のようなものです。

視野が狭い

生え抜きのプロパー社員は1つの会社でしか仕事をした経験がないので、他にもやり方があることを理解できず、視野が狭くなりがちです。複数の会社を経験してきた中途採用社員はそんな姿を見て、「もっと柔軟に考えてもいいのでは?」とやきもきしてしまうのです。

お客様じゃなくて会社のほうを向いている

生え抜きのプロパー社員は会社への帰属意識が強いので、何か行動しようとしたときに「上は何というだろう」「こんなことをして、昇進は大丈夫だろうか」と考えてしまいます。上からの指示に従った、無難な対応になりがちです。中途採用社員の目からは「お客様のためじゃなくて、会社のために働いている」と見えてしまいがちです。

実力の割に給与が高い

生え抜きのプロパー社員は、実力ではなく働いた年数に従って給与が増え、昇進していく傾向にあります。経験や技術を見込まれて入社した中途採用社員よりも給与が高く、昇進しやすい場合がほとんどなので、「プロパーは得だ」と思われてしまいます。

人間関係が閉鎖的

生え抜きのプロパー社員には、同期がたくさんいるため、気安く話せる同期同士でつるむことが多くなります。先輩後輩の序列も徹底しているため、それが中途採用社員からすれば閉鎖的に映ることが多いでしょう。

同じ職場でも立場によって感じ方が異なる

生え抜きのプロパー社員と中途採用社員には、経験や立場の差からくるギャップがあります。同じ職場でも、立場によって感じ方が異なるため、しばしば衝突することがあるでしょう。このギャップを埋めるため、職場のリーダーはスタッフ全員とコミュニケーションを図り、双方の言い分に耳を傾け、調整役となる必要があります。

おわりに

人材不足でなかなか新卒社員が採れないと頭を悩ます経営者は多くいます。これからは、中途入社の人材も多く求めていくことになるでしょう。プロパー社員とそうではない社員との衝突を計算に入れ、年功序列ではない人事評価制度を取り入れるなどして、双方が納得のゆく制度作りを行っていくのが大事です。


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