人事評価制度TOP > 人事評価制度の教科書 > コラム > ロジカルシンキングは今なぜ必要なのか?基本的な考え方~トレーニング方法紹介

2018-11-28

ロジカルシンキングは今なぜ必要なのか?基本的な考え方~トレーニング方法紹介

shutterstock_1084540778


ロジカルシンキングは、ビジネスパーソンが身につけておくべきスキルのひとつだと言われています。では、今なぜロジカルシンキングが必要とされているのか? 身につけることでどのような効果が期待できるのでしょうか?

これらの疑問に答えるべく、ロジカルシンキングが必要とされる理由と基本的な考え方をまとめました。ロジカルシンキングを学ばず嫌いだった方も、最後までお読みいただければ身につける価値を理解していただけることでしょう。

ロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキングは、日本語で「論理的思考」と呼ばれる思考法です。論理的(筋道が通った考え)に物事を思考して頭の中を整理したり、考えを相手に伝わりやすくしたりするための思考法をロジカルシンキングと呼びます。

論理的思考と聞くと難しく感じるかもしれませんが、ロジカルシンキングに関する書籍が多数出版されていますし、フレームワークと呼ばれる思考法を体系的にまとめた型もあるので、身構える必要はありません。

基本的な考え方を理解すれば、ロジカルシンキングは決して難しいものではないとおわかりいただけるでしょう。先入観で難しいと決めつけず、興味があれば始めてみることが大切です。

ロジカルシンキングの必要性

ロジカルシンキングは、ビジネスパーソンに必要なスキルのひとつと言われています。ロジカルシンキングは、文書作成・プレゼン・ビジネスコミュニケーション・商談・課題解決など、さまざまなビジネスシーンで活用できる思考法です。

ロジカルシンキングは、分析をする上でも役立ちます。混然とした情報の中で、効率よく事実を見つけ出すには論理的な思考が必要です。

「なぜその事象が起こっているのか?」「なぜその商品がヒットしているのか?」など、事実を客観的に分析し、論理的に答えを見つけ出すことができるスキルを身につければ、ビジネスパーソンにとって非常に強力な武器となるでしょう。

ラテラルシンキング、クリティカルシンキングとの違い

ロジカルシンキングと並んでよく知られている、ラテラルシンキングとクリティカルシンキングという思考法があります。これらは同一のものではなく、それぞれ異なる思考法です。

ラテラルシンキングは「水平思考」と呼ばれる思考法で、既成の概念にとらわれず別の角度から思考することにより、新しいアイデアを生み出したり、問題を解決したりするために使われます。ロジカルシンキングは「垂直思考」とも呼ばれていて、水平方向に思考するラテラルシンキングを相互補完的に使うことも多いです。

ロジカルシンキングとの大きな違いは、発想を水平方向に広がるという点にあります。ロジカルシンキングは「AはBである、ゆえにCとなる」というように論理を積み上げて解を導き出しますが、ラテラルシンキングでは「Aが一般的だが、AAやAAAといったやり方はできないだろうか」と、別の角度での発想を試みるのが基本的な考え方です。

もうひとつのクリティカルシンキングは「批判的思考」と呼ばれている思考法で、「本当に正しいのだろうか?」と批判的に考え、客観的な視点で結論を導き出します。ラテラルシンキングは別の視点で発想する思考法であるのに対し、前提を疑って考える思考法がクリティカルシンキングです。

ロジカルシンキングは前提からスタートして論理を組み立てていくのに対し、クリティカルシンキングではその前提を疑うことから始めます。目に見えるものや情報を鵜呑みにせず、それが本当に正しいのかを疑って考えるのがクリティカルシンキングの真髄です。

ロジカル、ラテラル、クリティカルはそれぞれ異なる思考法ですが、必要に応じて使い分けたり、併用したりする使い方もできます。

ロジカルシンキングの基本的な考え方

shutterstock_470584415

ロジカルシンキングは、現状や情報を整理することから始めます。複雑な物事も整理をすると理解しやすくなるため、まず整理するのが基本です。

たとえば、伝わりやすいプレゼン資料を作りたいのであれば、情報を整理しておく必要があります。整理した上で、どういう順序でどういう言葉でプレゼンすれば効果的に伝わるのかを考えるのがロジカルシンキングです。

ロジカルシンキングでは、整理した情報を客観的に分析し、独立した情報同士を組み合わせていく能力が必要となります。「パズルを組み立てていく感覚」と説明するとわかりやすいかもしれませんね。

ロジカルシンキングでわかりやすく伝えよう

ロジカルシンキングは、普段の生活でも意識すれば徐々に身についていきます。

たとえば、掃除をする時に、どうすれば効率よく最短で部屋を綺麗にできるかを考えてみましょう。いきなり掃除機をかけるのでなく、片付けをして、大まかに箒で掃いてから掃除機を使った方が効率的ですし、電気代も節約できます。

ロジカルシンキングを身につけるには、「行動する前に考える」ことを習慣づけることが大切です。料理をするにしても、どのような段取りを踏めば早く作れるのかを意識すると、論理的思考が身についていくでしょう。

人に説明しても正しく伝わらないのであれば、それは自分の中で論理的に思考が整理されていない証拠です。どうすれば正しく伝わるのか、どの説明がわかりにくかったのかなど、原因を考えるクセをつけることで徐々に論理的な説明ができるようになります。

このように、普段の何気ない生活の行動からもロジカルシンキングのトレーニングはできます。上述したように、「パズルを組み立てる感覚」で物事を考えるよう意識すれば、自然とロジカルシンキングが身についていくでしょう。

おわりに

ロジカルシンキングを身につけることができれば、ビジネスパーソンとして一歩成長することでしょう。苦手意識から避けている方も多いと思いますが、ロジカルシンキングは決して難しいものではありません。

ロジカルシンキングは、トレーニング次第で誰でも身につけられるスキルです。まずは、日常生活で論理的に行動できるよう意識してみてください。


[最終更新日]2018/11/28

人事評価制度策定に役立つ各種テンプレート無料プレゼント

以下のフォームにご入力いただくと、ダウンロード用URLを記載したメールをお送りします。また、会社のビジョンを実現するための具体的実践例と成功のコツが満載の「山元浩二のメールマガジン」を月2回お届けします!

*
*
メールアドレス*
会社名*
役職*
業種

カテゴリー

日本人事経営研究室の書籍

このサイトについて

日本人事経営研究室
日本人事経営研究室が運営する人事評価制度をメインテーマとしたブログです。「急成長をしてきたが、社員が増えるにつれて一体感がなくなり、成長率が鈍ってきた」「社員の不満が多く、離職率が高い」「主体性を持って働いてもらいたいが、みんなが受け身で待ちの姿勢…」といった悩みをお持ちではありませんか? そうした課題の解決に人事評価制度が役立ちます。人事評価制度は社員の給料を決めるためだけのものではありません。社員のモチベーションを高め、正しく成長し、やりがいを持って働いてもらうための経営の屋台骨です。「人事評価制度の教科書」では、効果的な人事評価制度の設計方法から、導入・定着までのノウハウを具体的に、わかりやすくご案内していきます。

人気の記事

最新記事

運営会社

人事評価制度策定に役立つ各種テンプレート無料プレゼント