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2017-02-06

ご遺族の悲しみに触れる仕事だからこそ、社員の成長を支援する会社であり続けたい – 東京セレモニー様事例

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「ビジョン実現型人事評価制度」ユーザーシンポジウムレポート
第3回 株式会社東京セレモニー 専務取締役 山本 大介氏 講演

2016年12月2日に、9回目となる「ビジョン実現型人事評価制度®ユーザーシンポジウム」を開催しました。クライアント企業5社によるビジョン実現型人事評価制度®の事例報告とグループディスカッションの2部構成で、建設、出版、葬祭業、小売業、鍼灸院とさまざまな業種の経営者様に取り組みを発表していただきました。

第3回は、東京セレモニー・山本専務の講演についてレポートします。

東京セレモニーは地元・葛飾に密着した葬儀社

東京セレモニーは葛飾区を中心に営業を展開する、現在27期目の葬儀社です。社員数はパートを含め12名で、事務所を兼ねた少人数用の葬儀ホールを設けています。

山本専務は現代表・山本文行社長のご子息で、2代目として強い熱意をもって人事プロジェクトに取り組んでいます。21歳のときに葬儀専門学校へ行き、卒業してからはある葬儀社へ就職して修行。その後東京セレモニーに戻りました。学校時代から数えると業界歴は17年になります。

「超高齢化社会で年間約130万人が亡くなるなか、葬儀業界は転換期を迎えています。私たちのような小規模の会社から見ると、ネットベンチャーの台頭や大手資本の進出は大きな脅威ですが、消費者にとっては悪いことではないと感じています。ただ、一方で日本人の宗教離れ、お葬式離れが深刻化しており、こちらの方が問題です」

山本専務は、この現状を打破するために「地縁を大切にし、縁のパイプを強く太くする地道な努力を続けたい。狭いながらも圧倒的な一番店を目指している」と、目指すべき葬儀社像について語りました。

地域とつながるためのさまざまな取り組み

東京セレモニーでは、地域一番店となるべく3つの取り組みを行っています。1つ目は葬儀生前契約制度の導入、2つ目は地縁提携店制度を作って地域との絆を深めること、3つ目はお葬式セミナーや人形供養祭などのイベントで地元の人とつながることです。さらにこれから取り組むべきこととして、山本専務は次のように述べました。

「葛飾区の商店街に葬儀相談室を出店したいと考えています(東京セレモニーお葬式相談室:2017年1月15日オープン)。葬儀社に相談に訪れることを不安に感じている人にも入りやすいお店作りを目指します。また、イベントの開催をさらに高頻度にし、葬儀そのものの価値を高めたい。そのためには新人の採用と教育が不可欠です。そのための土台となるのが、『ビジョン実現型人事評価制度』です」

人を成長させるために必要な仕組み

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東京セレモニーは、経営計画発表会(ビジョン実現型人事評価制度の目的を全社員と共有する場)を2016年9月に行ったばかり。

「まだまだ自分でもわかっていない部分が多いですが、人を成長させるためには必要な仕組みだと理解しています。12月には、トライアル評価制度をスタートさせました」

「ビジョン実現型人事評価制度」を実践するにあたって東京セレモニーが掲げた経営理念は、「100年つづく素敵な会社と全社員の成長・幸福・夢を実現する」というものでした。

「今でも、この経営理念でよかったのかなという不安があります。これでは事業領域がわかりません。しかし、理念に懸けた思いの部分においては、間違っていないと思っています」

顧客、地域、社員からの高い支持を

最後に山本専務は、経営理念に掛けた想いを2つ掲げました。

「経営理念に掛けた想いの1つ目は、『顧客の幸せに寄与する会社であり続けたい』ということです。我々はお葬式の会社ですので、お葬式を提供することでお客様の力になりたいと考えています。

『幸せに寄与する』と書くと、お葬式とは対極のことのように見えてしまうかもしれません。人が亡くなると『不幸が起きた』という言い方をしますが、私自身はそう考えていません。亡くなることが不幸なら、今日ここにいる皆さんは不幸に向かって歩いていることになるでしょう。ただ辛い遺族の力になりたい、そこから少しでも日常に戻るような手助けをしたい、それが遺族の幸せにつながるのではと思っています。

そのような会社であるためには、社員の成長が不可欠です。経営理念にはもう一つ、『社員の成長を支援する会社であり続けたい』という思いがあります。人の死に、ご遺族の悲しみに触れる仕事ですし、葬儀そのものも専門性が求められます。専門性と人間性を高める社員教育を行うことで、地域社会や社員に支持をいただく存在になれると思います。

地域社会に支持をいただければ、100年続く素敵な企業になり、社員の物心両面の幸せにもつながると考えています」
と、これからの意気込みを力強く語っていただきました。


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